利用者の声


福祉車の移動サービスを利用

車椅子で生活している女性

週に1回、ホームヘルパーに買い物をお願いしていましたが、女性ですので商品を自分の目で見て手でさわって確かめてから買いたいという希望で、福祉移動サービスを利用しました。
広いフロアーは車椅子に乗り、車椅子とカートの2つを押してもらいながら時間を気にしないで
買い物できるのがなによりうれしいです。 
通院の帰りがけにお気に入りの花屋、パン屋、クリーニング屋、郵便局など何ヶ所も立ち寄ってくれるので時間の無駄がなくとても便利で助かります。

通院以外は家にひきこもりがちだったのですが、お世話になるようになって、「季節」というものを感じるようになりました。春には千本桜の満開のさくら見物をして、夫の好物だった福田まんじゅうを買ってご仏壇にお供えすることができて、ほんとうに楽しかったです。

念願の野球見物に付き添ったケアー者

脳性まひで、施設入所の60才代の男性。
長年の野球ファンで、この春、生まれてはじめての野球観戦が実現しました。
車椅子用の座席を施設の職員が取ってくれたので、当日は福祉車にお乗せし野球場まで行きました。
初めて見る広い野球場にまず感激。ごひいきのチームが大勝してさらにご機嫌。
途中で雨が降ってきて寒くなったので、帰ろうかと促しても、どうしても帰りたくないと
雨具を着て最後まで観戦しました。帰りにはレストランで食事。
次はいつ行けるかと何度も聞いていました。

行く前に利用者とあって顔なじみになり、駐車場もあらかじめ電話で野球場に頼んでおいたり、ひざかけやクッションなど用意したり、周到な準備をしておいたので、長時間ケアーが無事できました。

福祉車利用の96才の男性のケアー

ご家族によれば、1年ほど前に急に悪寒がすると言って寝込んだら、それっきり歩けなくなったとのこと。
寝室は2階にあり、さらに玄関から路上まで1階分に相当する階段があるため、乗降前後は、運転会員の息子さんを動員して3人体制で車椅子のまま抱えています。
娘さんと同居ですが、腰を痛めていて手伝えません。

以下は、数ヶ月ぶりに会った若い女性のケアー者からの報告。
「ベットから車椅子に移乗する際、手すりを持ってではあるが、お立ちになりました。娘さんによると要介護4から要介護3になられたとか。皆さん、弱っていかれる方が多いなかうれしいですね。
車中でも、集音器なるものを巾着袋から出して、一生懸命お話ししてくださいました(関東大震災の話から始まり、難しいインカ帝国の話まで)。
言葉ではなく、話の内容についていけない私はニコニコしながら微笑むしかなくて、
『Mさんごめんなさい・・・』という感じでした。」

下半身麻痺で車椅子利用の女性

外出の際には、出かける準備(髪を結う・洋服を着る・トランスファー・靴を履く)やトイレ介助があります。
外出は主に病院ですが、買い物や楽しみのお出かけでも利用しています。
帰宅すると、電動車椅子から自宅用車椅子への移乗、洋服の着替え、買った品物の整理などなど。
すべて介助してもらっています。
自分のことを理解してくれているので、安心して依頼出来ます。トイレ介助まで安心してお願いしているので、女性のスタッフを指定しています。

麻痺のある女性のケアー者 

頚椎損傷で麻痺のためいろいろな器具を付けリクライニングの状態でのサービスをしています。
振動が、体に響く(特に首)ため優しい運転が必要です。
利用者にとって一番よいルートを選んで、ゆれない、渋滞しないなど気をつけて走っています。

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