利用者の声


外出に伴うサポート

高齢で、足元のややおぼつかない女性のケアー

一人でも車に乗れそうですが、初期の痴呆症状があり、自分の病状は説明できても、医師の言うことが簡単に理解できません。日中は一人暮らしです。自宅からの送迎と病院内の介助、会計のお手伝いや、薬をとりにいくこともしています。
 時にはお食事の付き添いもします。
帰ってからも、「先生はどう言っていらっしゃったかしら」と電話がかかったりします。

50代儘人工透析をしている男性

13年前の入院時から人工腎臓透析を続けなければならなくなりました。住まいは一軒家で玄関に階段が7段ほどあります。できればベッドは2階の日当たりの良い部屋にしたいと思っていました。
退院して通院するには、通院の手段を確保しなくてはなりませんでした。
週3日、2階からおんぶしてもらわなければなりませんでした。というのも、外のエレベーターはすぐに設置できましたが、室内の簡易エレベーター設置にはかなり時間がかかりました。その間、おんぶしてくれる市民団体に助けられました。
 自宅に戻り、毎日、かわいい孫たちに囲まれています。

脳出血の後遺症で左半身マヒのある女性のケアー

油絵教室に通うのが彼女の生きがい。
しかしマヒがあるゆえに、冬の寒さ・夏の冷房に体が痺れ、外出に対し弱気になってしまいます。
「今日は行くのどうしようかしら。」と、事前に担当者に相談の電話が来ることがたびたびあります。
担当者の励ましによって、ようやく行こうという前向きな気持ちになられます。またケアー者は、絵画教室に彼女をお送りし、荷物を運ぶだけでなく、三脚を組み立て、キャンバスをセットする必要があります。彼女は杖をついて歩けるので、普通車を利用されます。
「わざわざ車椅子に乗って福祉車に乗り込むのでは、かえって時間がかかって面倒だ」(福祉車のリフトやスロ-プの操作、車椅子の固定には時間がかかる)と言っておられます。

83才一人暮らしの女性のケアー

歩行が不安定で杖を使ってゆっくり歩く状態。横浜市の自宅から鎌倉霊園までご主人の墓参の付き添いの依頼。お墓まで付き添い、一緒にお墓掃除をし、お参りをして帰宅。大きめの乗用車だったので、ゆっくり座れ疲れなかったと喜ばれました。「車椅子は使いたくない、頑張ってリハビリがてら歩く」とのこと。

麻痺のある男性のケアー

麻痺がが進行し、もはや自力では立てないが、毎週、プールに通い、水中歩行や浮き身等を楽しんでいます。往復1時間以上かかる車中、助手席に、あぐらをかくような形に足を組んで座っていただいています。足を垂らしたままだととてもだるくてつらいとのこと。
車での送迎、車椅子から車への移乗、着替えやトイレ介助、プールでの介助など、全てを一人のケアー者で行うことが出来るのも福祉移動サービスの強みです。

70才一人暮らしの女性のケアー

骨粗しょう症のため背中が曲がり腰痛がひどい。不安感が強く精神科にも通院しています。ストレスのため食欲なく体重は30キロそこそこに。聴力にも問題あり、院内での付き添いは不可欠です。ほかにも病気があり入退院をくりかえしています。
特に入退院の際の手続きは、家族に代わってすべて代行します。入院中の不足品の買い物の依頼もあります。また市役所などでの書類記入はご本人が手が震えて字が書けないため、事務手続きを代行します。「面倒な事までやって頂き家族、いや家族以上に感じる。本当にありがたい。」と感謝されています。

70代男性の配偶者の声

夫は6年前から寝たきりで、会話もできません。エレベーターのない団地の4階にいますが、最初は、どうしても通院するときは、区役所に頼んで、何人も来てもらって運んでもらっていました。
移動サービス市民団体を紹介してもらってからは、一人の方が移動介助も運転もしています。
通院や老人保健施設のショートスティ入退所には、ベルト付きの車椅子に乗り換えて、階段を引き下ろし、引き上げし、リフト車に乗るときは、リクライニング車椅子に乗り換えて行きます。

戻るLinkIconLinkIcon次へ